新光産業きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものを観察し自然に親しむことができる公園です。 

 

新光産業株式会社

観察速報

このページに記載された情報通り観察できるかどうかは状況次第です。
特に鳥類は飛翔能力があるため、撮影後すぐに移動することが考えられます。ご了承願います。

爽やかな夏の花NEW

2025年07月15日

●ハマボウ
●ウミネコ
●キジ


ハマボウ










「ハマボウ」という木の花が見頃を迎えています。
爽やかな黄色は、夏の青空にとても良く「映える」上
なんだか涼しく感じる不思議な透明感のようなものを感じます。
花は同属のハイビスカスやムクゲ、フヨウに似た形で
塩分に強く海岸沿いで見られる植物なので、当公園は丁度良い環境となっています。
園内では汽水性植物池~東側の堤防へと出る園路の干潟の縁に数株が植えられています。


ウミネコ










一昨日と昨日の話題です。
「ウミネコ」が園内の干潟に入ってきていました。
「ウミネコ」以外にもカモメの仲間は山口県で観察できますが
ズグロカモメやユリカモメ、セグロカモメは冬鳥としてのカモメなので
夏でも観察できるのは、この「ウミネコ」だけなのです。
台風などで海が荒れた時に、園内に避難(?)してくることがよくあるので
一昨日~昨日にかけての久しぶりのプチ荒天に、園内に現れたのかもしれません。


キジ










キジは留鳥で、園内でも一年中観察のチャンスがありますが
見やすいのは春~初夏にかけてのオスの発情期です。
その時期は「縄張り争い」や「メスへのアピール」のため
♪ケーン ケーン♪と良く通る声で鳴き
体に翼を打ちつける「母衣打ち(ほろうち)」で♪バタバタバタ♪と音を立てるから目立つのです。
7月も半ばとなり発情期は終わったものと思われますが
今日は久しぶりにオスの写真が撮れたので掲載しておきます。
相変わらずの複雑な色彩にうっとりできたひと時でした。(Shigeru-tan)
 

クロハラアジサシが来ています。NEW

2025年07月13日

その他
●シオヤアブとウチワヤンマ


クロハラアジサシ










本日7/13(日) 13時半頃、公園の干潟に「クロハラアジサシ」が1羽やってきました。
6/20(金)に今夏はじめて飛来してから、何度か姿を確認できていましたが
ここ最近は野鳥の話題が無かったので、久しぶりの嬉しいニュースとなっています。
シュっとしたフォルムがきれいな野鳥です。


シオヤアブとウチワヤンマ










「アブの方が強いんだなぁ。」とつぶやき、常連さんが見つめる先の園路の地面には
「シオヤアブ」が「ウチワヤンマ」を捕らえている光景がありました。
シオヤアブはアブの中でも肉食のアブで
この画像では角度的に差し込んでいる部分は分かりませんが
捕らえた獲物に大きな口器を刺して麻酔をかけ、体液を吸うそうです。
自分よりも数倍大きな獲物を捕まえることもあるとのことですが
今回はウチワヤンマがすでに動かない状態となっていました。
単に「大きさだけではない弱肉強食の世界」を目の当たりにした瞬間でした。
※時には人を刺すこともあり、毒はありませが、強い痛みを感じるのでご注意あれ!(Shigeru-tan)
 

夏の「ムシ」3種類NEW

2025年07月12日

●カナブン
●セミ
●???

今日は夏の「ムシ」を3つ紹介します。
ひとつめは「カナブン」です。


カナブン

カナブン










昼間でも活発に動いていて、樹液で出ている木に集まっていると見つけやすいです。
今日も園路を歩いている途中、「カナブン」が動いているのが視界に入ってきて気がつきました。
細いアカメガシワという木から、多くはないようですが樹液が出ていて、これに集まっていましたが
その樹液を吸うのにいい場所を巡り小競り合いをしていたので気づいたのです。
中には2枚目の画像のように、樹液が出ている穴に顔をすっぽり入れて
夢中になって吸っているものもいました。
それにしても、この絶妙な光沢と色合いは見事なものですね。


アブラゼミ










7/3(木)に「ニイニイゼミ」の初鳴きを確認してから、その鳴き声は段々増えてきています。
この観察速報用に写真を撮ろうと、鳴き声を頼りにじっと目を凝らして探してみたものの
「声はすれども姿は見えず」で思うようにいきません。
そして、諦めかけた頃、やっと目に入ってきた1匹のセミがいました。
でも、よ~く見ると、それはお目当ての「ニイニイゼミ」ではなく
なんと「アブラゼミ」ではありませんか!
今夏「アブラゼミ」の鳴き声はまだ聞いていなかったのですが
ひょんなことから先に目視確認ができたということになったのでした。
ちなみに「ニイニイゼミ」の鳴き声は
抑揚のない ♪チィーーーーーー イーーーーーーー♪と、途中転調するように聞こえるので
園内でも探してみてください。
「アブラゼミ」や「クマゼミ」も、間もなく鳴き始めると思います。



フナムシ

フナムシ










3つめの「ムシ」は...  「フナムシ」で~す!
ここのところ、あまり海沿いの堤防の道まで出向いていませんでしたが
今朝は久しぶりに行ってみました。
すると、海へと降りる門扉の所に、大量の動く物体を発見! 1枚目画像
近づいてみると「海のゴキブリ」とも呼ばれる「フナムシ」が、うじゃうじゃ群れていたのです。
「海のゴキブリ」とはイメージが悪いですが
子ども達にも人気の「グソクムシ」や「ダンゴムシ」に近い生き物なので
よ~く見れば「可愛い」という声も聞こえてきそうな円らな目をしています。
だけど「フナムシ」は「虫」ではなく、節足動物でした! あしからず...(Shigeru-tan)
 

ハクセンシオマネキの動画NEW

2025年07月10日


ハクセンシオマネキ










センター前の干潟で「ハクセンシオマネキ」の動画を撮ったら分かったこと。
●アンバランスな体と、すばしっこい動きは...「ちょっとキモイ」
 ※あ~ 自然解説員としては失格の表現....
 エヴァン○リオンに出てくる「使徒」を連想したからでしょうか?
●ただし、見方を変えればフェンシング世界チャンピオンのような動きで...
 「格好いい!」※うん、いい表現。
●大きなハサミを持っているのはオスで
 このハサミを振ってメスに求愛ダンスをし、時にはライバルのオスを威嚇したりするのです。
●でも、この求愛ダンスの合間に「もう片方のハサミは、なんでそんなに小さいの?」
 っていうくらい小さなハサミで「口に泥を運んでいる」のが分かります。もうすごく早く!
 「腹が減っては求愛はできぬ」ということなんでしょうか?
●足の色が左右で違う!オスの大きなハサミがある方は「白!」なのに、逆の足は「茶色!」
●とっても小さい「チゴガニ」の求愛ダンスと
 
チゴガニ










 ハクセンシオマネキのメスの採食シーンも写っています。お見逃しなく!

で、肝心の動画はYouTubeにUpしてあります。
新光産業きらら浜自然観察公園の干潟で「ハクセンシオマネキの求愛フェンシングダンスとモグモグタイム」を観察できたよ!の動画

ぜひ、ご視聴ください。(Shigeru-tan)
 

「神様」か?「幽霊」か?NEW

2025年07月08日

●ハグロトンボ
●アオドウガネ
●ヒバリ


ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ










連日、強烈な日差しが降り注いでいて、自然観察をしていても汗が噴き出てきますが
開園から25年の年月が経ち、植えた時は背丈の低かった樹木が
今では暗い林となっている場所も所々あります。
今日は、そんな暗い林に沿った園路で2頭の「ハグロトンボ」に出会いました。
1枚目は腹部のメタリックグリーンがきれいな♂
2枚目は腹部に緑みがない♀ のようです。
その名の通り、翅(はね)が黒く「お歯黒」の色に似ているトンボですが、別名もあります。
他のトンボと比べて、かなりゆったり飛ぶため
地域によって「神様トンボ」「極楽トンボ」と呼ばれることがあり
これはお盆の頃によく観察できることから
ご先祖様の移り変わりとして敬われているからだそうです。
また、人によっては「お化けトンボ」とか「幽霊トンボ」として覚えている方もいて
こちらは、ゆらゆらと飛ぶ姿に薄気味悪さを感じてつけた名前なのでしょう。
いったい「神」なのか?「幽霊」なのか? どっちなんだーい!と
生活との結びつきによって変わる視点の違いは面白いものだとつくづく感じました。
暗い林に面した園路で探してみてください。
※ハグロトンボは枝などで休む時、4枚の翅を重ねて閉じていますが
 広げると3枚目の画像にようになります。確かに力強さは無い?


アオドウガネとモッコクの花










少し前から「モッコク」という木の蕾(つぼみ)が「面白い形だなぁ~」と感じていました。
下向きの白いサクランボのような蕾でしたが、今日開花しているのに気づきました。
開花した花は、白い花びらに黄色いの蕊(しべ)が可憐なもので
その上にコガネムシの仲間のアオドウガネ?が来ていました。
インターネットで調べると「飼育下では果物や昆虫ゼリーでも育つ」とあるので
もしかすると、蜜を吸いに来たのかもしれません。
アオドウガネの他、クマバチとミツバチが訪れていました。
皆さんも「モッコクのレストラン」にご注目あれ!


ヒバリ










最後は「ヒバリ」の話題。
ヒバリは開けた環境が好きなため、きらら浜周辺では普通に見かける野鳥ですが
公園は樹木が大きくなったり、ヨシの生息場所が増えたりして
ヒバリの好む環境が減ってきたため、見かけることも少なくなってきています。
それでも、ここ数週間は園路で見かける機会が増えてきています。
周辺で繁殖したヒバリが生活場所を広げているように感じます。
野鳥が少ない時期ですが、園路で餌を探す「ヒバリ」は遭遇率が高くなっているので
地味な色合いですが、注意して探してみてください。(Shigeru-tan)
 

 

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